年かなあ

最近面白いゲームがない。
いや、面白いゲームがないんじゃなくて、ゲームに面白さを感じることが少なくなってきた。
いや、それも違う。そもそもゲームをやらなくなった。やってみれば面白いゲームはたくさんあるんだろうけど、手にとって試してみるっていう衝動が全然起きないのだ。
昔は結構人並みにゲームをやってた。スーパーファミコン時代は初物でも面白そうなら買うということもしばしばだった。それがプレステになってから、徐々にシリーズ物しか買わなくなっていった。プレステ2のソフトとなると、もうシリーズ一辺倒。それらのシリーズもやはり飽きが来たのか、新作の購入は途絶えてしまった。

なぜいま、ゲームの面白さを求めなくなってしまったのか。
自分はゲームに対して、他人と世界を共有することに面白さを感じていたのだと思う。それはたとえばゲーセンでのゲームが一番如実に物語っている。生身の人と遊ぶことによる一戦一戦のドラマ。これが捨てがたいのだ。
家でやるゲームでも一緒に楽しめる友達がいたし、たとえ一人用のRPGであっても、それについて友達と話すことが実は一番楽しい要素だったのではないかと、今は思う。
しかし時がたち、生活が変わり、周りにいる友達は少なくなった。そして彼らもゲームから徐々に離れていっている気がする。たった一人でゲームを楽しむことのできるゲーマーは、実はあまりいないのだろう。ネットゲームが大流行するのもこういう要因があってのことだと思う。

別にゲームにはまらなくなったって、時間の無駄が減ったと思えばいいじゃん、と言うかもしれない。しかし、これが意外と大問題のような気がするのだ。なぜなら自分はゲームプログラマを目指している。というか、プログラマというのは一番ゲーム作りの細かいところを触れそうだから選んだのであって、実際はゲームクリエイターになりたいわけだが。
ゲームを作る人間はやっぱり多くのゲームに触れた経験があるべきであり、なによりゲームを楽しむ心がないと、良いゲームってのは作れないんじゃないか。そんな根拠のあるようなないような予感がして、どうもこのままではいけない、「ゲームをせねば!」などと焦りすら感じてしまう。これじゃあ本末転倒だよなあ。

とりあえず今心惹かれてる作品は大神だけ。
でもこれも単なるビジュアルへの好奇心なんだよね…。
なんかこうズシッっとくるのないのかなあ。