感性っていうんだよこういうの

今までBulletMLにばかり気をとられていて気づかなかったが、

ABA Gamesってすげえなあ。
シューティングを中心にいろいろなゲームをフリーで公開してるけど、
どれもがため息がでるほど良い。
それほどやりこんだわけじゃないから、ゲーム内容の面では評価できないけど、とにかく第一印象がいいのだ。初めて見て、なんか引き込まれるような…すごく魅せられる感じ。ビリビリ来る。
つまり一言で言えば、美しい、ってことかな。
なんていうか、ゲーム全体に統一感がある。テクノサウンドのBGMも、ワイヤーフレーム?や半透明ポリゴンのオブジェクトも、すべてがしっかりとその作品を形作り、自らもその作品の一部であり、不可欠であることをはっきり主張している。そんな印象。
この感じを以前にも受けたことがあって、それが「斑鳩」だった。ゲームのすべての要素があるコンセプトに従って、まるでひとつの生き物のように動く。もはや芸術的、と呼べるほどの完成度だ。
他のゲームの場合、どんなにクオリティが高くても、どうしても個々のパーツに分けて見えてしまう。絵も音もプログラムもすべて最高の人材が手がけていても、それらがお互いに相容れない一線を持っているような、そんな限界を感じる。
既存のジャンルの中でもRPGなんかでは特にこの性格が強い。要素を複雑に絡ませすぎるからだろうか。逆にシューティングは単純であるがゆえに、統一させやすいのかもしれない。
だから、昔のゲームは統一性に優れているものが多く、むしろそれがあたりまえであった。技術レベルが高くなっていくにつれてゲームは複雑化し、統一性を保つのは難しくなっていったので、かえって統一感を持つものが目立つようになってきたのかもしれない。

ともかく、こういう(統一された)ゲームって、大体みんな右脳に来るんだよなあ(ビリッと)。絵とか音とかさ。もちろんプログラムの加担するところも結構あるんだろうけど、それが見えにくいんだよね…だからモチベーション保つのが難しいのサ('A`)

ついでに、ABAのゲームってDで書いてるんだよね。その辺がまた最先端っぽくてカッコよかったり。